― 人を知る
Interview
大学卒業後、宮崎県にある弊社の仕入先の会社で5年間修行をしました。入社後、最初に配属されたのは生産部。そこでは、直営農場でニワトリを飼育することからはじめ、指導員として農家さんを回って、鶏の状態をチェックする仕事をしました。その後、加工食品部に配属になり、コンビニベンダー様向けのチキンカツの製造などを行いました。また、処理場では鶏の解体なども経験しました。そして、本社営業部に配属になり、営業の仕事をさせていただきました。鶏の生産から処理、加工、流通にいたるまで、一連の流れをすべて学ぶことができ、この時の経験が仕事をする上での基礎となっています。
弊社入社後、一番印象に残っているのは、小牧営業部の立ち上げの仕事です。鶏肉の処理をする会社と業務提携をして、その会社のお客様をすべて引き継いで、そこで製造した鶏肉を弊社が仕入れて販売をするといった業務内容です。当初弊社から配属になったのは3名。流れを作るまでは、日中は現場で作業をして、その後、事務処理をするといった日々でした。独身だったこともあり、日付が変わるまで仕事をして、そのまま健康ランドに泊まって、次の日また仕事に行くといったことをしていました。今から思えば、良い経験だったと思います。
社長就任当初は、社長業とは何をしたら良いのか、社長とはどうあるべきか、よく分かりませんでした。先代も丁稚奉公から叩き上げで社長になった方なので、具体的に何をしたら良いのかは教えてもらえませんでした。そこで、経営の本を読み、経営者の勉強会などに参加して、いろいろな経営者の方と話をするなかで、勉強をさせていただきました。
これまでもお客様に喜ばれる商品、サービスを開発して提案してきました。そして、お客様を通じて、消費者様に手に取ってもらえる商品を目指しています。おかげさまで、精肉、加工、調理した鶏肉は、東海エリアを中心にお届けすることができています。
今後は、消費者様に直接お届けできる販売・サービスとして、弊社の直営店、飲食店が展開できたらと考えています。直接お声をいただくことで、新しい商品のアイディアをもらうことができたり、美味しく食べていただける姿を見ることができ、私たちの仕事の励みになります。
これからも新しいことへ、チャレンジしていきたいと思います。